MEDIVA健康コラム

今が旬 春キャベツ活用術

2015年03月27日(金)

ようやく寒さも落ち着いて暖かい季節となり、美味しい春野菜が店頭に並ぶ季節
になりました。
春野菜の代表的なものに春キャベツがあります。
一年中店頭に並んでいるキャベツですが、実は季節ごとに特徴が異なります。

11月から3月頃まで出回っているのは冬キャベツで、何枚も重なった葉がしっかりと
巻かれ、ずっしりと重たいのが特徴です。
春キャベツは冬キャベツに比べると巻きがゆるくて柔らかく、中の方まで黄緑色を
していて、甘味が強いのが特徴です。

また、春キャベツと冬キャベツの間、7月から8月頃に出回るキャベツは夏でも比較的
涼しい高原で収穫される高原キャベツで、冬キャベツと春キャベツの両方の特徴を
もっています。

キャベツに多く含まれる栄養のひとつに胃腸薬の名前でもおなじみのビタミンU
(キャベジン)があります。ビタミンUは胃酸分泌を抑え、胃粘膜の修復を促し、
ストレスで傷つきがちな胃腸をやさしくいたわってくれます。
また、肝機能を高め、アルコールなどの有害物質に対する解毒能力を高める働きが
あると言われています。

ビタミン類は長期間保存すると減りやすいものが多いですが、
ビタミンUは冷蔵庫で長期間保存しても減らないと言われています。
この機会に丸ごと1個を活用してみてはいかがでしょうか?
上手に保存する方法としては、丸ごと1個買った場合、最初に芯をくりぬいてそこに
ぬらしたキッチンペーパーをつめ、外の葉からはがして使うと長持ちします。

カットした状態で購入した場合、切った断面から酸化して痛みやすくなるのでラップで
ぴったり包んだり、密閉できる保存袋を利用したりして空気を遮断すると長持ちします。

その他含まれる栄養成分としては、ビタミンCやカリウム・カルシウム・食物繊維などが
あり、高血圧や糖尿病、骨粗鬆症の予防にも効果的な野菜です。
生で食べるのもおすすめですが、さっと火を通しても美味しく食べる事ができます。
色々な食材とも相性が良いので、ざく切りしたものをいつもの味噌汁やスープに加えて
具沢山にしてみたり、いつもの炒め物に加えてみたりと色々と活用してみてください。

どうしても余ってしまいそうな時は『春キャベツステーキ』にすると一度にたくさんの
量を食べる事ができるのでおすすめです。

 ☆『春キャベツステーキ』の作り方

 材料(作りやすい分量)
 
  春キャベツ・・・1/2個(芯がついたままくし型に切る)
  オリーブ油・・・適量
  にんにく・・・1かけ
  酒・・・大さじ3

㈰ フライパンにオリーブ油とスライスしたにんにくを熱し、にんにくが
色づいたら取り出しておく。
㈪ ㈰のフライパンで㈰のキャベツを焼く。程よい焼き色がついたら、
酒をふり入れて蓋をし、2〜3分蒸し焼きにする。
㈫ 塩少々、㈰で取り出しておいたにんにくとともにお皿に盛り、
お好みで塩をつけていただく。

○アレンジ その1
 
『春キャベツステーキ』に簡単に作れるソースをかければ飽きることなく
食べる事ができます。
 
■サーモンソース

鮭フレーク(大さじ1)、無糖ヨーグルト(大さじ1)、レモン汁(大さじ1/2)、
刻んだ青しそ(1枚分)、塩(鮭フレークの塩分により調節してください)、
こしょう(少々)を混ぜ合わせる。

■肉味噌ソース

豚ひき肉(100g)、水・片栗粉・砂糖・酒(各大さじ1)、味噌(大さじ2)、
おろし生姜を混ぜ合わせて電子レンジで約2分加熱する。
(電子レンジの機種により調節してください)

○アレンジ その2

余った『春キャベツステーキ』はオリーブ油(50cc)、酢(80cc)、塩(大さじ1)、
こしょう(少々)を混ぜて作ったマリネ液に漬けると3〜4日、日持ちする常備菜になります。

春は入学や就職など環境の変化によりストレスを感じやすかったり、
歓送迎会など飲みの機会が増えたり、何かと胃腸や肝臓に負担のかかりやすい
季節です。春キャベツの味覚を楽しむメニューにして、
体をいたわる栄養を積極的に体に取り入れてみてはいかがでしょうか。

                         (管理栄養士 松尾 綾)