いくついえる?『ハラスメント』ラインナップ
2021年09月12日(日)
こんにちは。
メディヴァ産業保健チームです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、昨年の2020年6月、「労働施策総合増進法」いわゆる「パワハラ防止法」が施行されました。
(中小企業は準備状況を勘案して2022年4月から施行となります。)
ポイントは以下です。
・職場におけるパワハラの内容・パワハラを行ってはならない旨の方針を明確化し、労働者に周知・啓発する
・相談窓口の設置
・職場における、パワハラの迅速かつ適切な事後措置
・被害者・行為者のプライバシー保護
今回のコラムは「ハラスメントの種類」についてです。
ことに、コロナ禍で増えたハラスメント。
いくつ思い浮かびますか。
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いくついえる?ハラスメントラインナップ―――――――――――――――――――――
Q)ハラスメントはいくつあるでしょう?
1) 20種類くらい
2) 30種類くらい
3) 40種類くらい
*答えはコラムの最後にお伝えいたします。
- ハラスメントって何?
ハラスメントという言葉は1980年代後半くらいからよく聞かれるようになりました。
相手に対して行われる「いやがらせ」で、行う方の意識の有無に関係ないため、
たとえ本人にそのつもりがなくても
相手を傷つける行為、苦痛を与える行為、不利益を与える行為の場合はハラスメントに相当します。
- ハラスメントラインナップ
セクハラ、パワハラ、モラハラなどは皆様ご存じでしょう。
以下のハラスメントはいかがですか。
例を交えてご紹介いたします。
テクハラ(テクノロジーハラスメント)
PCに疎い人に操作方法を教えるなどで、わざと専門用語等を使い難しく教えたり、「簡単なこともできない」とプレシャーを与える行為が相当します。
エアハラ(エアーハラスメント)
会社で節電を理由に猛暑日でもエアコンの使用を禁止し、体調を崩したりすること。
ヌーハラ(ヌードルハラスメント)
麺類をすする際の音がトイレの音や掃除機の音を連想させて、不快と感じさせる。
以上はほんの一部にすぎません。
もはや社会生活自体が無理と感じます。
さらに、コロナ禍において以下のハラスメントが追加されました。
コロハラ(コロナハラスメント)
・職場で咳やくしゃみをしたら、コロナに罹っているといわれた。
さらに、皆を不安にして迷惑をかけたからと土下座を強要された。
・コロナ感染者の出た町に住んでいるというので「会社に来るな」といわれた。
・新型コロナ肺炎になり、回復して出勤しようとしたら解雇された。
これらはパワハラだけでなく、名誉棄損や強要罪、不当解雇の可能性があるといわれています。
マスハラ(マスクハラスメント)
・マスクをつけない、マスクを顎に引っ掛けて鼻と口が出ている。
・鼻下までずらして口だけにマスクをしている。
・使いまわしの「汚マスク」。
・マスクの表面をやたら触る。
・オリジナルマスクの主張が強すぎて周りを引かせる人。
あらら、最後は心当たりありますね。
オリジナルでも質素なマスクなら良いというのではないようです。
以上を含め、全部で38種類になります。
まだまだありそうですが、ひとまず、クイズの答えは「3)40種類くらい」といたしましょう。
パワハラ防止に向けて、各個人に何ができるでしょうか。
コロナでは3密とソーシャルティスタンスが大切と叫ばれていますね。
職場のコミュニケーションや人間関係の距離。
考えてもいいのかもしれません。
- Category:メディヴァの健康経営支援