MEDIVA健康コラム

夏場に食欲がわかない方のお食事について

2014年09月30日(火)

暑い日が続き、食欲がわかずに満足な食事ができないと、体を動かすためのエネルギー源が不足し、当然体力は落ちていきます。

体がだるくなると、さらに食欲はわかなくなるというように、満足な食事ができなくなることで、望ましくないサイクルにはいってしまいます。

夏場に食欲がわかない方は、まず下記をチェックしてみてください。

●規則正しい食事と睡眠時間をとっていますか。

1日3回の規則正しい食事としっかりとした睡眠が、体内時計のリズムを保ちます。
食事時間を決めずにだらだらと食べてしまったり甘い飲料をよく飲んでいると、胃腸は休まる時間がなく、働き続けることになります。
食事と食事の間は3時間以上あけて、胃腸を休ませる時間をつくってあげましょう。
そうすると、自然に食欲がわいてきます。

●“○〇だけ”の食事になっていませんか
 
暑い日には、冷たくてさっぱりとした“そうめんだけ”“ざるそばだけ”の食事になっていませんか。
麺類だけで食事をすませてしまうと、栄養バランスが偏り、元気な体をつくるために必要な栄養素は不足してしまいます。
麺類には、たんぱく質源となる豆腐や卵・魚・肉をプラスしたり、トマトや水菜・きゅうりなどの野菜を添えると手軽に不足しがちな栄養素を補えます。
すぐに食べられるちくわなどの加工品、保存がきく魚や肉類の缶詰を常備しておくこともおすすめです。

●食事を楽しんでいますか

食欲は精神面にも大きく影響されます。
ストレスは自律神経を乱し、胃腸の働きを弱めるので食欲がわかない原因のひとつにもなります。
食事を楽しむことは、心を豊かにします。
食欲がわかないときには、いつもと違う場所や景色を見ながら食事をしてみてはいかがでしょうか。
外出をすることで、体を動かすことにもつながり、より一層美味しいと感じることが出来ます。
自宅での食事でも涼しげなガラスの器に盛り付けをする、ランチョンマットを敷く、テレビではなくおだやかな音楽をかけるなどの一工夫をして“食事が美味しそう”と感じることが大切です。

他には、“酸味”や“香辛料”を活用すると食欲増進にもつながります。
梅干を食べたとき、“唾液がじゅわ~っとでてきた“という経験はありませんか。
梅干の酸味が脳に働きかけ、唾液がでてくることで胃腸は活発に動きだし、食欲がわいてきます。

食欲がわかないときは、お酢やかぼす・レモンなどのかんきつ類、カレー粉・わさび・こしょうなどの香辛料を使った料理を食卓に並べてみてはいかがでしょうか。

塩分が気になる方でも、酸味や香辛料を活用することで塩分を控えることが出来ます。
さらに、野菜をたっぷり食べることで野菜に多く含まれるカリウムが、体に入ってきた塩分を体の外に出す働きをしてくれます。

そこで今回は、『野菜の王様』とも呼ばれるモロヘイヤを使った食欲増進の簡単レシピをご紹介します。

今回のレシピでご紹介するモロヘイヤは、ビタミン・ミネラルを多く含む栄養価の高い野菜です。

老化の原因でもある活性酸素の働きを抑える効果があるカロテンの含有量は野菜の中でトップクラスです。

日本人に不足しがちなカルシウムも多く含んでいます。

〇モロヘイヤとお豆腐のさっぱり和え(所要時間:約10分)

・モロヘイヤ 1束
・絹豆腐 1/2丁

 【合わせ酢】

・酢 大さじ1
・砂糖  大さじ1
・醤油  小さじ2

→調味料を合わせ、溶かしておく

【作り方】
1. 鍋にお湯を沸かし、ひとつまみの塩を入れてから摘み取ったモロヘイヤを入れ、
1分程度ゆでる。冷水にとる。
2. 1~2㎝幅に切ったモロヘイヤとスプーンでつぶした豆腐を合わせ、
 合わせ酢と和える

【応用編】

おろししょうが、千切りにしたみょうが・青じそなどの香味野菜を添えれば、香りや風味も楽しめる一品になります。

ポン酢やすし酢を合わせ酢の代わりに活用すれば、手間がはぶけ、調理時間の短縮にもなります。

練り梅などを醤油の代わりに使うこともおすすめです。

なお、調味料として使用した酢は、食欲増進・疲労回復の効果が期待できます。
食欲がわかない日にはぜひ作ってみてください。

1日3回の食事を大切にして、残暑を元気に乗り切りましょう。

(管理栄養士 脇山 薫)