「梅雨だる」を乗り越えましょう!
2025年06月09日(月)
「ジメジメと蒸し暑い梅雨の季節がやってきました。
湿気や気圧の変化によって体調不良が続いたり、体がだるく感じることはありませんか?
今回は、そんな「梅雨だる」の原因や症状、日常生活でできる対策についてご紹介します。
●梅雨だるとは?
梅雨の時期は、低気圧や湿度の高さ、気温の変化など、体に負担をかける環境が続きます。
これにより、自律神経が乱れ、さまざまな不調が現れるのが「梅雨だる」です。
●梅雨だるの症状と原因
【症状】
頭痛、倦怠感、肩こり、冷え、疲労、食欲不振など
【原因】
・低気圧の影響:梅雨の時期は低気圧が続くため、副交感神経が優位になり、
日中でも体が休息状態になることで、「倦怠感」「疲労」などを感じやすくなります。
・血流の悪化:休息状態になることで、活動量が普段より減ってしまうため、
全身の「血の巡り」が悪くなり、肩こりや冷えの原因になります。
・自律神経の乱れ:気温の急激な変化や湿気の影響で体内に熱がこもりやすくなり、
自律神経が乱れ、「梅雨だる」(不調)が生じやすくなります。
●「梅雨だる」を乗り切る3つの対策
1.規則正しい生活を意識する
乱れた自律神経を整えるために、朝起きたら太陽の光を浴びて、体内時計をリセットしましょう。
太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされ、活動モードへとスムーズに切り替わります。
日中に交感神経を優位にさせ、夕方から就寝にかけて副交感神経を優位にさせていく
本来のリズムがスムーズになります。
2.こまめなストレッチを取り入れる
運動不足やパソコン・スマホなどの使用で同じ姿勢を長時間続けていると、
血流が悪くなり肩こりや冷えの原因になります。こまめに肩甲骨を動かすように腕をまわしたり、
軽くストレッチをすることで、血行が促進され、症状の緩和に繋がります。
3.体を温める食べ物を選ぶ
湿度が高いと体内での消化吸収や水分代謝がうまく機能しにくくなり、胃もたれや胸やけ、
吐気、腹痛、食欲不振などの不調が起こりやすくなります。
気温が高い日も多く、冷たい飲み物や食べ物を摂りがちですが、
これらは消化不良をさらに悪化させる原因となりますので、出来るだけ温かいものを
意識して摂るようにしましょう。常温の飲み物でも、体温より低いため、
過剰に摂取すると体を冷やすことがあります。
また、味の濃いもの、脂肪分が多いものも胃腸への負担になるため、
出来るだけ控えるよう心がけましょう。
●梅雨にぴったり! 梅のアレンジレシピ
今回は6月が旬の「梅」を使ったレシピをご紹介します。
梅には整腸作用や食欲アップ、さらにクエン酸による疲労回復など
体に嬉しい様々な効果があります。
また温かい食事は消化吸収を助け、体を内側から整えてくれます。
野菜たっぷりのさっぱりとしたスープに梅を加えて、
じめじめした季節も元気に乗り切りましょう!
「ほんのり梅香る 梅とたっぷり野菜のスープ」
≪材料(2人分)≫
キャベツ | 大1/2枚 |
トマト | 中1/2個 |
ごぼう | 1/4本 |
長ねぎ | 1/4本 |
カットわかめ | 3g |
梅肉 | 10g(中1個分) |
しょうゆ | 大さじ1 |
≪栄養成分値(1人当たり)≫
エネルギー | 43kcal |
食塩相当量 | 2.0g |
※梅干しの種類によって塩分量が異なるため、味を見ながら必要に応じて
調味料(しょうゆ)の量を調整してください
≪作り方≫
①鍋に水2カップを沸かす。沸かしている間に野菜を切る。キャベツ、
トマトはざく切りにし、ごぼうはささがきに、ねぎは斜め薄切りにする。
②①の野菜、わかめを加えて1〜2分煮る。梅肉を溶きながら加え、
しょうゆを加えて調味し、器に盛って完成!
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ジメジメとした梅雨の季節は体調を崩しやすくなりますが、原因や対策を知ることで
不調の予防や症状の軽減に繋がります。
今回は、「梅雨だる」対策をいくつかご紹介しました。今回ご紹介したポイントを
ぜひ日常生活に取り入れて、梅雨も元気に乗り越えましょう!
メディヴァ 管理栄養士
参考文献
●健康管理検定 後援:文部科学省 りずみんの健康管理コラム
https://kentei.healthcare/column/1506/
https://kentei.healthcare/column/1904/
●げんきなカラダプロジェクト 「梅雨だる」になってない?梅雨の体調管理法
https://service.ja-kyosai.or.jp/information/column_kenkou/2483/
●レタスクラブ
https://www.lettuceclub.net/recipe/dish/1558/
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