MEDIVA健康コラム

減塩に役立つ調味料の活用術

2016年05月26日(木)

 最近は、スーパーで調味料棚を見ると、“時短調理”のために○○の素やパスタソース
など便利な調味料が増えました。また、エスニックブームにより多種多様なスパイスや
調味料も多く見受けられます。どの調味料を買えばよいのか迷ってしまいますよね。

今回は、調味料の中から減塩に役立つものと便利調味料の活用術についてまとめてみました。

 

■意外と知られていない「料理酒」の塩分

  スーパーでよく安売りになっている「料理酒 醸造調味料」ですが、
  「清酒」とどう違うかご存知ですか?

  まず、置いてある場所が違います。「清酒」はアルコール飲料に分類されるため、
  お酒売り場に置かれていますが、「料理酒」は、アルコール分は含みますが2%前後の食塩
  が含まれており、調味料売り場に置かれています。

  試飲してみるとしょっぱくてそのまま飲むことは出来ません。

  調理にお酒を使うのは、肉や魚の生臭みを消す、風味や香りをよくする、コクやうまみを
  与える、素材をやわらかくする、保存性を向上させる、おいしさを閉じ込めるなどの効果
  がありますが、「料理酒」においてはコクやうまみを与えたり、おいしさを閉じ込める効
  果はほとんどないそうです。

  料理に使う頻度が多い、お酒ですが、料理酒ではなく清酒を使うだけでも減塩になります。
  ご自宅でストックされている料理酒の確認をしてみてください。

 

■エスニック系調味料を使って美味しく減塩

  タイ料理を中心にエスニックフードが注目されています。
  最近では、タイ料理にはかかせないパクチーの専門店が増え、
  パクチードレッシングなども販売されています。

  また、日本食にはかかせない醤油があるように、
  エスニック料理には、ナンプラーがかかせません。
  ナンプラーは、魚介類を内臓ごと塩漬けにして発酵させ、こし汁を使う魚醤のひとつで、
  タイの特産です。

  塩分は製法によって多少異なりますが、小さじ1杯に含まれる塩分は約1.4gとなり、
  濃い口醤油小さじ1杯の塩分1.0gより多くなります。
  ただし、独特の風味(うま味)があるため、しょうゆの半分の量で満足ができ、
  減塩効果が期待できます。

  いつも作っている野菜炒めやスープなどの醤油の変わりにナンプラーを使い、
  ご家庭でもエスニック料理を味わってみてはいかがでしょうか。

 

■便利調味料を使った“時短料理”のご紹介

  雨の日が多くなるこれからの季節には買い物に行くのが大変になるため、
  塩麹をはじめ、○○の素、パスタソースなど、混ぜれば簡単、
  すぐに美味しい料理ができる調味料は、いくつか常備しておきたいですね。
 
  そんな便利調味料を使ったアレンジレシピをご紹介します。

◆パスタ用のバジルソースでお肉を柔らかく◆

  【材料】(2人分)
  
   ・鶏もも肉 1枚
   ・市販のバジルソース 1袋(1人前)
   ・油 適量

  【作り方】
 
   鶏肉とバジルソースを袋に入れ、揉み込み30分くらい置く。
   フライパンに油をひき、蓋をして蒸し焼きにする。
   バジルソースの塩味が浸透しお肉を柔らかくし美味しく食べられます。

◆パスタ用のミートソースでミネストローネ◆

  【材料】(2人分)

   ・市販のミートソース1袋(1人前)
   ・玉ねぎ 1/2個
   ・にんじん 1/2本
   ・キャベツ 1/6個
   ・ジャガイモ 1個
   ・ブイヨン 1個
   ・水 400㏄
   ・塩、こしょう 少々

  【作り方】

   鍋に水、ブイヨン、ミートソース、玉ねぎ(サイコロ切り)、ニンジン(サイコロ切り)、
    キャベツ(食べやすい大きさに切る)、ジャガイモ(サイコロ切り)を入れ、煮込み、
    最後に塩・こしょうで味を調える。
    ちょっと汁物が欲しいなという時に、野菜たっぷりでおすすめです。

◆焼き肉の塩だれを使って即席漬け◆

  【材料】
 
   ・きゅうり 2本
   ・塩だれ 大さじ2杯

  【作り方】

   きゅうりを袋に入れ、たたきます。焼き肉の塩だれを入れ、揉み1時間くらい置いておく。
   きゅうりがしなっとしてきたら食べごろです。

   バーベキューなどの時に野菜が足りないなと思うときにもおすすめの1品です。

 

(管理栄養士 川島 美由紀)