MEDIVA健康コラム

朝食のおすすめ!バナナの効果

2025年04月14日(月)

4月に入り、春らしく穏やかな気候に心和む季節となりました。
この時期は、新生活がスタートし、忙しく過ごされている方も多いかと思います。
そんな忙しい毎日でも、しっかりと朝食を食べて元気に一日をスタートさせたいですよね。
今回は、手軽に食べられて栄養も十分に摂れる「バナナ」についてご紹介します。

バナナの栄養素

バナナはビタミンやミネラル、食物繊維がバランスよく含まれているので、
美肌効果・便秘予防・熱中症予防などさまざまな効果が期待出来ます。
また、トリプトファンは脳内の神経伝達物質・セロトニンのもととなる成分で、
ビタミンB6はその変換を助ける働きがあります。
果物の中ではバナナに多く含まれています。

ビタミンB群 ・エネルギー代謝を助ける・皮膚や髪の健康維持
カリウム ・細胞内液の浸透圧を調整・ナトリウムの排出・むくみ予防
マグネシウム ・骨の正常な代謝を助ける・体温や血圧の調整
食物繊維 ・便秘の予防解消・有害物質を体外に排出する
トリプトファン ・セロトニンの生成・神経を落ち着かせる

幸せホルモン「セロトニン」

セロトニンはノルアドレナリン、ドーパミンのバランスを調整し、
精神を安定させる作用があります。
セロトニンは安心感、幸福感をもたらすため「幸せホルモン」と呼ばれています。
バナナをはじめ、トリプトファンとビタミンB6を含む食品を食べることで
セロトニンの生成が促進され、気分の安定や幸福感の向上につながります。

朝バナナと睡眠

セロトニンは日中に生成され、夜になるとメラトニンに変換されます。
メラトニンは睡眠を促進するホルモンで、質の良い睡眠をサポートします。
朝食でバナナを食べた後に日光を浴びることで、セロトニンの生成がさらに促進され、
これにより、日中の気分が安定し夜にはメラトニンが生成されやすくなります。

バナナのアレンジレシピ

バナナは皮をむくだけでサッと食べられるので、朝食にピッタリの食べ物ですね。
ただ、毎日同じメニューだと飽きてしまうので、
バナナを使ったアレンジレシピをいくつかご紹介します。


・バナナチーズトースト

① バナナ1本を輪切りにする。
② 食パンにとろけるスライスチーズをのせ、バナナを並べる。
③ 黒こしょうをかけ、トースターで2〜3分ほど焼く。
④ 器に盛り、お好みではちみつをかける。


・バナナヨーグルトスムージー

① バナナ1本をちぎりながらミキサーに入れる。
② ヨーグルト(無糖)100g・牛乳100cc・砂糖小さじ2を加えて攪拌する。
③ グラスに移して完成。


まとめ

バナナには豊富な栄養素が含まれており、美味しくて手軽に食べられるため、
忙しい朝にピッタリです。
朝バナナを取り入れることで、日中の気分を安定させ、
夜には質の良い睡眠を促す効果も期待できます。
新生活のスタートに、バナナを上手に活用して
健やかな毎日を過ごしましょう。
ただし、1日の適量は1本まで。食べ過ぎには気をつけながら、
バランスよく取り入れてみてください。

引用・参考文献
●農林水産省 食事バランスガイド
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kenzensyokuseikatsu/about_b_guide.html#tekiryo

●厚生労働省 e-ヘルスネット 「セロトニン」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-074.html

●厚生労働省 e-ヘルスネット 「メラトニン」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-062.html

●株式会社スミフルジャパン  バナナの栄養・栄養素
https://www.sumifru.co.jp/trivia/nutrient/

●株式会社ドール バナナに含まれる栄養について
https://www.dole.co.jp/lp/jp/magazine/banana/nutrients/

●デリッシュキッチン 人気のバナナレシピ
https://delishkitchen.tv/curations/13418#contents21